Apasionado!~俺様社長様の甘い誘惑~
7月1日(日曜日)
【7月1日(日曜日)】
熊五郎が心配なのであくる日、早めに家を出た。
急いで帰って
はぁ~4時前だ。
鍵は持ってるからドアを開けて
あれ?
いないのかな。
冷蔵庫に品物を入れて、寝室や書斎を覗くけどいない。
熊五郎は…大丈夫ね。
何処かに出掛けてるのかな。
掃除洗濯をして、もう5時回ってるけど何処に行ったんだろう?
夕飯…作っていいのかなぁ。
RuRuRu
携帯…発信者は 社長!
「はい」
「帰ってるのか」
「はい。今何処ですか?」
「会社だ」
「えっ、何かありましたか?」
「あぁ、たいした事じゃないから大丈夫だ。晩飯は作ったのか?」
「まだです。これからです」
「じゃあ外で食べるから。出て来れるか?」
「はい。会社まででいいですか?」
「いや、◇◇に予約いれとくから、そこに来い。その方が近いだろ」
「はい、分かりました」
予約って…最近は社長様自ら入れてくれる。
今まではなんだったのかしら?
あ、それどころじゃないわ!◇◇ならっと
社長に買って貰ったベージュのワンピースがいいか。
着替えて、お化粧を直して髪もちょっと変えようかな。
前髪をポンパドールにして、毛先を巻いてサイドで纏めてっと。
――
―
◇◇に着いて
お店に入ると、まだ来てない。
席に案内され、待つ。
だけどこんな所で一人待つのは嫌だな。
外で待ってたらよかった。