Apasionado!~俺様社長様の甘い誘惑~
タクシーを呼んで貰い、家へ
どうも私はタクシーの中で眠ってしまったらしい。
気がついたら、ベッドで寝てた。
「…ッ!」
「大丈夫か?」
「な、なんか頭の中で誰かタップダンス踊ってます」
「フッ バ~カ。酔っ払ってるからだろ」
社長が水を飲ませてくれた。
「ほんと、俺 お前を何回抱き抱えて運ばなきゃいけないんだ、え? それに着替えまで。手も出せねえのに、服だけ脱がせるって」
「す、すみません」
思い切り俯く。
「もういいから寝ろ」
「……」
「ん どうした?」
「ヒック…ヒック…」
「ん、なにいてる?」
「ヒック…き、き、嫌いに…ヒック…な、なら…ヒック…ないでくだ…さい…ヒック…」
「はぁ?なるわけねえだろが!馬鹿」
「馬鹿…ヒック…じゃない…ヒック…し…」
何故か涙が止まらない。
「お前…泣き上戸か?」
指で涙を拭ってくれ目にキスしてくれた。
「恭介…さ…ん」
「嫌いにならねえから!泣くな。な、もう寝ろ」
いつものように胸に押し付けて、髪を撫でてくれる。
社長の胸にしみついて、泣きながら眠った。