Apasionado!~俺様社長様の甘い誘惑~




今日も忙しい一日。

やっと昼休み

最近は社長がいると一緒に食べに行くようになった。

なんか勿体ないなぁ。

結婚したらお弁当にしたら駄目かしら。

嫌がるかな。

毎日じゃなくても一日おきとか。

結婚したら言ってみようかな。

「ほら、ぼけっとしてないで昼飯行くぞ」

「は、はい」

その時

RURURU

電話だ。

「はい、社長室」

「はい、お待ち下さい」

横にいる社長に

「副社長です」

チッ!と舌打ちして

「なんだ?……分かった」

電話を切って

「悪い。昼飯、アイツと打ち合わせになった」

「はい、大丈夫ですよ。いってらっしゃいませ」

仕事だもんね。

「お前なんか嬉しそうだな。俺と昼飯食わないのがそんな嬉しいのか?」

な、なんでそうなるのよ。

「そんな事ありません。でも仕事が大事です。私はいつでも一緒に食べれますから」

「晩も食えないんだぞ」

子どもじゃないんだから。

「明日は一緒に食べれますから」

そっと頬にキスをして

「仕方ねえな。行って来る」

やっと機嫌を直して出て行った。

フフフ…

怒られるけど可愛い。


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