Apasionado!~俺様社長様の甘い誘惑~
指輪をはずし
「では、暫くお待ち下さいませ」
ケースを持って、バックヤードへ。
「しゃ、恭介さん」
「内緒にしてお前を驚かそうと思ったんだけどな。サイズがだいたいしかわかんなかったから」
「あ、ありがとうございます」
嬉し過ぎて、泣けてきそう。
やっぱり私の勘違いだったんだ。
社長をわずかでも疑ったことが申し訳ない。
「お待たせ致しました」
綺麗にラッピングされて渡され。
社長が支払いを済ませ
「お幸せに」
「ありがとうございます」
店員さん達が社長に見とれて、羨ましそうに私を見てる。
なんだか恥ずかしいのと嬉しいのと申し訳ないのと…いろんな感情が、ごちゃまぜで今にも泣き出しそう。