Apasionado!~俺様社長様の甘い誘惑~
お店を出て
「腹減ったな」
「……」
「ん?泣いてるのか?」
涙が零れてきた。
「ごめんなさい、ごめんなさい」
「ん、なにを謝ってんだ?とにかく泣き止め」
「止まらないです」
「はぁ~ 仕方ない、ちょっと待ってろ」
社長が携帯で何処かに掛けてる。
電話を切って
駐車場じゃなく、上に上がる。
ロビーで
「ちょっと待ってろ」
社長が受付に行き
「ほら行くぞ」
へっ?
腕を捕まれ、エレベーターに乗せられた。
レストランにでも行くのかしら?
私はまだ、泣いたまま…
ハンカチを目に当ててる。
社長がそっと抱き寄せて
「具合悪いか?吐きそうか?」
私は、ただ首を振り泣いている。
「はぁ~」
社長が困ったというような顔で、頭を撫でてくれる。
エレベーターが止まり
えっ?
ホテルの一室に入った。