Apasionado!~俺様社長様の甘い誘惑~



「いい加減に泣き止め。俺、腹減った。ルームサービス頼むぞ」

社長から身を起こし

「は、はい」

「注文しとくから先に風呂入って来い。顔が凄いぞ」

「えっ?」

「クククク…さっ、」

「はい」

慌ててバスルームへ

鏡を覗いて…

ほんとだ。鼻も目も真っ赤だ。

急いでシャワーを浴び、顔を洗う。

着替えはバスローブしかないか。

仕方ないな。

バスローブを羽織り出る。

「上がったか、ルームサービスが来るまでまだ時間あるから俺も入ってくる。パジャマがそこにあるから」

「は、はい」

パジャマに着替え、社長の上着を…

あっ、涙でシミになってる。

ど、どうしよう。

あ、明日どうする?

ハンカチを濡らして、シミを叩いてみる。

これくらいでは駄目か?

「なにしてんだ?」

「ごめんなさい。う、上着に」

「涙の後か。クリーニングに出したら大丈夫だろう」

「明日」

「ん。朝一旦家に帰って着替えたらいいだろ」

「す、すみません。私が馬鹿だから…泊まる羽目になってしまって」

「気にすんな」


ピンポーン

「やっと晩飯だ。お前、ちょっと寝室に引っ込んでろ」

あっ、私 パジャマだった。

暫くして寝室から出て



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