Apasionado!~俺様社長様の甘い誘惑~
社長がなにか作ってくれた。
「これなら飲めるだろ」
綺麗な紫色
「ヴァイオレットフィズだ」
「前にも飲んだやつですね」
「あぁ、お前にはこれだ」
「私に似合いますか?」
「まぁ、似合うつぅか」
「はい?」
「いいから飲め」
私を引き寄せて、二人ソファーに座り。
なにも話さず、ただ静かに飲んでいる。
こんな穏やかな時間もいいな。
朝の苦しい思いの後に、こんな素敵な時があるなんて…
「恭介さん」
「ん」
社長の肩に頭をもたせ掛け
「好き」
「……」
そっと抱き寄せてくれた。