Apasionado!~俺様社長様の甘い誘惑~
「お父さん達にエンゲージリング見せたいから」
「ん。 クククク…」
「どうしたんですか?」
なにがおかしいんだろう?
「いや、エンゲージリングも結婚指輪も忘れてる花嫁ってな」
「……」
思い切り恥ずかしい。
「俺が気が付かなかったらどうする気だったんだ?」
エラソーに。
「ゆ、指輪の事は昨日話すつもりでした。だ、だけど」
「俺が浮気したっと思って、ヤキモチ妬いて吐いてたんだもんな」
嬉しそうに言わなくても。
「ん?」
「もう、知りません」
「ハハハ…」
後ろから羽交い締めしてるし。
絶対いじめて喜んでる。
やっぱり…Sだ!
「あ、恭介さん」
「ん?」
「恭介さんのも詰めなきゃ」
「あ、あぁ。明日帰ってから」
「駄目です。ついでだから今しちゃいましょ」
鞄を出して、社長の手を引っ張り寝室へ
「お前、こういう事はテキパキ出来るんだな」
「社長の優秀な秘書ですから」
「そうだな」
頭をポンと叩き、服を出していく。
それらを鞄に詰め
「はい、これでOKです」
「ん」
もう12時回ってる。
「寝るか」
「はい」
グラスを洗って、歯磨きして、寝室へ