Apasionado!~俺様社長様の甘い誘惑~
あ、いた!
「き、恭介さん」
「ん、起きたか?」
シャワーを浴びてたのか、髪が濡れてる。
「よ、よかったぁ」
「ん?」
「お、起きたらいないから」
「……」
「ゆ、夕べ先にね、寝ちゃったから…恭介さん…怒ったか…と…ヒック」
「また お前は」
私の傍に来て、指で涙を拭って
「なにも泣くことないだろ」
「ごめんなさい」
「ん?なにが」
「さ、先に寝ちゃって…」
社長の胸にもたれ掛かり
「ごめんなさい」
「なにも謝ることないさ。さ、もうすぐ朝飯が来るから泣き止め」
「は、はい…ヒック」
「ん、もういいから。お前、こんな泣き虫だったか?」
「き、恭介さ~ん」
私から抱き着いた。
「バ~カ!また不細工になるぞ」
「い、意地悪です」
「フッ」
そっと口づけを…