Apasionado!~俺様社長様の甘い誘惑~
社長の手を取って次のゾーンへ
ラッコが…
「なんか気持ち良さそう」
「お前は、さっきのクラゲとかラッコとか見た目ゆっくり浮いてるもんが好きなんだな」
女の子ってそんなもんでしょう。
「嫌いですか?」
「いや、嫌いじゃないけど」
「……」
けど…の後になにがつくの?
「俺くらいになるとな、見た目だけじゃなく裏を見たがるんだよな」
「クラゲに毒があるとか、可愛いラッコは海獣だとかですか?」
「お、お前も分かってんじゃん」
「女もですか?」
「ん?」
「い、いや、だから女の人の裏側も見たいんですか?」
私の裏側って社長にはどう見えてるんだろう。
ガキで、馬鹿で、臆病で、泣き虫で、経験不足で…
はぁ~
ど、どうしようもないじゃない。
な、なんか落ち込む。