Apasionado!~俺様社長様の甘い誘惑~
次はペンギン
やっと沸騰してたのが冷めてきた。
「ペ、ペンギンはお好きですか?」
「男がな、『俺、ペンギン大好き』なんて言わんだろ」
「別に言ってもいいとは思いますが」
「ん?」
「あ、口に出さなくていいですから好きですか?」
「……」
「ね?」
「嫌いではないけど、特に好きとかでもないな」
なんかややこしいのね。
「お前はペンギン好きなのか?」
「はい。実家のベッドにペンギンいますよ」
「熊五郎以外にか?」
「はい。ペンギンのペン太郎が」
「ぺ、ペン太郎?」
「はい」
「クククク…ハハハ…」
そ、そんな大きな声で笑わないでよ。
みんなが見てるじゃない。
「お、お前のネーミングセンスは凄いな」
「……」
ネーミングセンスって
褒めては…ないな。
「ふ、膨れるな」
「膨れてません」