Apasionado!~俺様社長様の甘い誘惑~
「風呂は駄目、未だにお前に触れない」
「触ってるじゃ」
あっ!
い、意味が違う。
顔がまた、赤くなり俯いた。
「クククク…分かったか?」
「……」
頭を撫でて
「イルカの勝ちだな」
「は、はい」
私…イルカに負けた。
「ハハハ…落ち込むな」
落ち込みます。
「イルカは、俺にはデカすぎる」
「……」
「俺にはお前がちょうどいい」
「……」
何気なく甘い言葉を私にくれるから、また心臓がバクバクしてきた。
もう、イルカどころじゃなく、私の頭も心も社長でいっぱいになる。
社長の肩に頭をもたれ掛かり
「恭介さん…ありがとう」
ほんとに小さな小さな声で
聞こえてないと思ったけど
肩を抱き寄せて、頭のてっぺんにキスをしてくれた。