Apasionado!~俺様社長様の甘い誘惑~
お蕎麦屋さんに入って
やっぱり美味しい。
さっきの嫌な記憶が何処かに行っちゃった。
お蕎麦を食べ終わり
「これからどうする?」
「う~ん、どうしましょう?ホテルに戻るにはまだ早いですしね」
「……」
「恭介さんさえ構わなかったら、もう少しドライブしたいです」
「ん、じゃあ もうちょっと走るか」
「はい。 フフフ…」
「ん?」
「あ、いやベンツでドライブなんて、なんか優雅だなって」
「そんなもんか?」
「恭介さんはいつも乗ってるから分からないんですよ」
「……」
「もしかして」
「ん?」
「私がなんか凄いミーハーとか思ってません?」
ありえる。ベンツに喜ぶお子様とか。
「いや、思ってないけど。お前だって この車運転してんじゃねえか」
やっぱり分かってないわね。
「それは、仕事っていうか通勤で運転してるだけです。こんなドライブっていうかデ、デートで恭介さんの助手席に乗せてもらうのは…やっぱり嬉しいです」
顔がまた熱くなってきた。
私って赤面症だったのかしら?