Apasionado!~俺様社長様の甘い誘惑~
7月8日(日曜日)その四
ホテルに戻り
「水族館で結構買ったんだな」
「はい。会社の友達とかに。やっぱり、ちょっとくらいお土産ないと」
「土産か。8月に行った時にまた買えばいい」
「そうですね」
8月…早く来い来い、夏休みだわ。
お土産を片付けてたら
…ッ!
「恭介さ」
唇を塞がれた。
「ぅ…ぅぅん…」
口づけは続き…
――
―
ようやく離れた。
社長に抱きしめられたまま、耳元で
「今晩も…お預けか?」
社長の背中に腕を回し、胸に頬を当てて
「恭介さん」
「ん?」
「そ、そんな事…聞くなんて…い、意地悪です。は、恥ずかしい」
「クククク…」
強く強く抱きしめてくれる。
「晩飯に行くか?」
「は、はい」
火照りを冷まして…
服をオフホワイトの膝上のワンピースと黒のレギンスに着替え
今晩の夕食は和食。
新鮮な お刺身や天麩羅など、目で楽しみ舌で味わった。
だ、だけど…ちょっと不安というか緊張してる。