Apasionado!~俺様社長様の甘い誘惑~
「上のラウンジ行って酒飲むか?」
夕食を済ませ、お店を出て。
「は、はい」
前にも行ったラウンジへ
社長はスコッチ
私はヴァイオレットフィズ
ほんと、私こればかり飲んでるな。
なんでだろ?
窓から外を見ると、海岸で花火をしてるのが見える。
暗い海に時折花火の明かりが遠目からでも綺麗に見える。
顔を戻すと、社長に見られてた。
そんな優しい目で見ないで…
赤くなるし…
心臓がバクバクしてる。
「き、恭介さん」
上擦っちゃうし。
「ん?」
「8月に花火大会ありますよね」
「あ、あぁ」
「一緒に見に行ってくれますか?」
「……」
「ま、毎年、見に行ってるんです。今年は恭介さんと一緒に見に行きたいんですが…だ、駄目ですか?」
花火大会なんて お子様だ、興味ないとか言われるかな。