Apasionado!~俺様社長様の甘い誘惑~



社長がお風呂から上がって来る頃には涙も止まり、ベランダから外を眺めて

こんな時間になると暑さも収まって風が気持ちいい。

心もなんだか落ち着いて穏やかだ。


「なにしてんだ?」

「風が気持ちいいですよ」

社長がベランダに

「お前も入って来い」

「はい。恭介さん」

「ん?」

社長の頬にキスをして

「ヘヘヘ… お風呂入って来ますね」

なんだか呆気にとられてる社長をベランダに残し、お風呂へ

バスタブで体を伸ばしながら

今まで社長って厳しく身勝手で俺様だと思ってて…

でも、ほんとは優しくて口下手で不器用で、そしてとってもロマンチストなんだ。

フフフ…

こんな社長様は私だけの社長様!

他の誰にも見せないんだから!

ヘヘヘ…

な、なんか 凄く幸せ。

今の私には なんの不安もない。


お風呂から上がり、髪を乾かして

社長は やっぱりワインを飲んでいた。

どんだけ強いのかしら。




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