Apasionado!~俺様社長様の甘い誘惑~
♪♪♪
携帯のアラームが!
今日は月曜日、仕事の日
ここから会社までは時間が掛かるから5時起き。
ベッドを出ようとしたら、腕を捕まれ
…ッ!
唇が重なった。
――
―
唇が離れ
「恭介さん…い、急がないと」
「ん、まだ間に合う。まだ、4時半だ」
へっ?4時半
「30分早めといた」
「恭介さん」
「ん?」
抱き寄せて首筋に口づけを…
「き、恭介さん駄目ですって」
「なんにもしないから」
なんにもしないって…してるじゃない。
あっ、
「恭介さん」
「……」
「こ、これ」
「ん」
顔を上げて私の左手を
「このブレスレット、恭介さんが」
「俺しかいないだろ」
「は、はい」
確かに。
「お前が前に言ってたろ。金は魔よけになるって」
「……」
魔よけって…お守りって言ったんだけど。
「お前 馬鹿だから、ネックレスとブレスレット両方しといたら安心だろ」
「……」
馬鹿だからって
「膨れんな、ほんとのことだから」
ニヤッと笑われた。
「馬鹿じゃないけど…あ、ありがとうございます」
「ん。絶対外すなよ」
「手錠みたいですね」
「クククク…そうだな、手錠だな。嫌か?」
抱き着き
「嫌じゃないです」
私から唇を重ねた。