Apasionado!~俺様社長様の甘い誘惑~
残りの午前は何とか平穏無事に過ぎていった。
12時、お昼休み
仕事は一段落したし
RuRuRu
「はい、社長室」
「はい お繋ぎします」
社長へ
「社長、副社長からお電話入ってます」
暫くすると社長が部屋から出て来て
「飯行って来る」
「行ってらっしゃいませ」
顔を上げると
「―ッ!」
唇 塞がれた。
すぐに離れはしたが…
「社長、今度は何の罰ですか?」
「何の罰でもないが」
「……」
じゃあ、何なのよ。
「したかったからした」
「……」
コンコン
ガチャ!
ドアが開いて顔を出したのは副社長。
「行けるか?」
「あぁ、 行って来る」
「行ってらっしゃいませ」
再びお辞儀をして送り出す。
はぁ~
朝から何回キスされた?
昨日まで 一回しかキスしたことがない私が…
昨日と今日の午前中の一日半で…何回?
それも、罰とか、したいからしたとか、よく分かんない理由で…
これが日常化したらどうなるの?
外国人じゃないんだからね。
断固として戦わなきゃ!