Apasionado!~俺様社長様の甘い誘惑~
日曜日
何だか頭がぼぉ~としてる。
大丈夫かなぁ。
家に帰って元気が出る物作ってもらお。
ピンポーン
「はい」
「用意出来たか?」
「うん。今降りる」
兄貴が迎えに来てくれた。
兄貴は、大学病院に勤めてる医者。
近くに住んでいる。
一緒に住んだ方が安上がりなんだけど、勤務医はねぇ~
夜勤とかあるし時間が不規則だから別々に住んでる。
だから兄貴が日曜日にお休みになった時に実家に一緒に帰るんだ。
「お待たせ」
車に乗り込んだ私を見て
「お前 顔が赤いぞ?大丈夫か」
手を額に当てて
「熱 あるな」
「大丈夫だよ。昨日、湯冷めしたみたいなんだ」
「お前、そんな人事みたいに… ま、とにかく家に急ごう」
車を発進させた。
「おかえり あら、どうしたの?」
「風邪引いてるみたいだ。熱が高い」
「あら大変。早く寝なさい」
お母さんと兄貴に連れられて部屋に行き、ベッドへ
熱を計ると 38度3分
氷枕をして兄貴がくれた抗生物質を飲んで寝た。
――
―
薬が効いたのか、ぐっすり眠れた。