Apasionado!~俺様社長様の甘い誘惑~
月曜日
「お母さん」
「何?まだ寝てなきゃ駄目でしょ」
「違うの。会社の電話番号何処?」
朝の7時
会社はまだ早いけど
「携帯は?」
「家に忘れて来た」
「相変わらずね。ちょっと待って…えっと、あった、はいこれよ」
「ありがとう」
「早く二階に行きなさい。声も凄いわよ」
確かに…喉も痛い。
「うん。もう暫く寝るね」
――
―
8時半
もう電話しても大丈夫だろう。
会社に電話を入れ休む旨を話し、先輩を呼んでもらった。
「凄い声ね。大丈夫なの?1人で」
「あ、いえ。今実家にいます」
「それなら安心ね」
「はい。すみませんが、私 携帯をマンションに忘れてきて…社長に連絡出来ないんでお願いします」
「分かった。大丈夫よ、心配しないでゆっくり休みなさい。あ、いくら熱下がっても明日も休むのよ」
「はい。本当にすみません」
「気にしないで。貴女、有休も取ってないんだから。お大事に。あ、待って、そちらの電話番号教えておいて」
電話番号を伝え切る。
大丈夫かな。
社長…機嫌いいといいんだけど。
――
―
きっと いいよね。
あの彼女さんと上手くいってるみたいだし。
「医者に行くぞ」
兄貴に連れられお医者さんへ
風邪で扁桃腺が腫れてるんだって!
だから熱が高いらしい。
点滴を打ってもらい家に帰って寝た。
お昼ご飯を食べ、またベッドに横になってると