Apasionado!~俺様社長様の甘い誘惑~
嫉妬
お昼休み
社長が部屋から出て来た。
「どうだ?」
「はい、大丈夫です」
額にまた手を当てて
「熱は出てないな」
「はい」
手 退けてくれないかしら、恥ずかしいんですけど…
「昼飯行くぞ」
「はい、いってらっしゃいませ」
「馬鹿か。お前も行くんだ」
「……」
「行くぞ」
あっ、
「すみません。ちょっと待って下さい」
「ん?」
「せ、先輩に断りの連絡入れますので」
「早くしろ」
先輩にお昼の断りを入れて、社長に着いて行く。
先日のホテルの和食のお店だ。
席に座り、社長が注文してくれた。
このお店は個室タイプになっているんだな。
「和食の方がいいだろう」
「あ、はい。ありがとうございます」
気を使ってくれたんだ。
えっ、何?
じぃ~と見られてるんですけど。
「昨日よりは、マシになってるようだな」
「はい」
そ、そんなにマジマジ見られてると恥ずかしいんですけど。