Apasionado!~俺様社長様の甘い誘惑~
「お待たせ致しました」
ふぅ~
仲居さんが出て行って
「さぁ 食え」
「は、はい。頂きます」
食べ始める。
三日間、まともな物を食べてなかったから、お、美味しい。
「クククク…」
何、笑ってんの?
「相変わらず食ってる時は、いい顔してんな」
「……」
「まともに食ってなかったのか?」
「喉が腫れてたので、お粥とうどんでした」
「今はいいのか?」
「はい。腫れは引いたみたいです」
「じゃあ食いたいだけ食え。今日は飯に集中してもいいが…前にも言ったろ。俺を見ろと」
「ゴホゴホッ」
「大丈夫か?」
「は、はい。だ、大丈夫…ゴホゴホ」
何を言い出すんですか?
やっぱり無視しちゃいけないのね。
自分には、あんな綺麗な彼女さんがちゃんといるのに…
「どうした?食わないのか」
あ!
「い、いえ。頂きます」
目の前の食事に注意を向け食べ始める。
でも…何でだろう。
食欲が失せちゃった。
何とか食べ終わり
「ごちそうさまでした」
社長も食べ終わって、煙草に火を点ける。