Apasionado!~俺様社長様の甘い誘惑~
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朝
ベッドに私一人
えっ?
今何時?
慌てて起き、サイドテーブルの時計を見る。
って!7時回ってる。
ベッドから飛び起き、洋服はっと。
「何してんだ?」
「す、すみません。寝過ごしました。すぐ用意します」
服はっと…
「ベッドに入れ」
へっ?
「お前は今日休むんだ」
「だ、大丈夫です。出勤します」
「馬鹿!」
抱き抱えられ、ベッドにほうり込まれた。
「キャッ!社長」
「聞き分け悪い奴だな」
怖い顔…
「無理して行ってまた倒れるだけだ。飯も食ってないんだからな」
「……」
「俺が帰って来るまで大人しく寝てろ」
俺が帰るまでって…
「そ、そんな…此処に一人で入るわけには家に帰ります」
「此処にいるんだ」
「……」
「腹減ったら、台所に食い物ある。妹が用意してくれてるから、それ食っとけ。いいな、俺が帰って来るまで大人しくしてるんだぞ。この家から出るのは許さん」
そんなぁ…
「フッ」
…ッ!
唇…奪われた。
「そんな顔しても駄目だ。俺が決めたことなんだからな。社長命令だ」
何処までも…俺様だ!