Apasionado!~俺様社長様の甘い誘惑~
8時に帰るって…夕食 どうするんだろう?
何か作った方がいいのかな。
台所に行って冷蔵庫を開けてみる。
この間よりは入ってるわね。
お肉、野菜もあるし
妹さんが入れておいてくれたみたい。
私も食べなきゃならないからっと
肉じゃがでも作るか。
社長が食べなかったら、明日、持って帰ったらいいわね。
うん。そうしよう。
お鍋、お鍋と―ご飯も炊かなくちゃいけないし…って、何合炊いたらいいの?
一応二人として…二合。
社長が食べなかったら持って帰ろ。
でもさすが妹さん。
日持ちするような根菜を中心においてある。
後はそのまま食べれるようなトマト。
肉じゃがとかき卵汁、トマトとご飯でいいか。
BuBuBu
「はい」
「今度はすぐ出たな」
「……」
「お前、晩飯何食う?何か出前取るか?」
「い、いえ。材料があったので作りました」
「……」
あれ?黙っちゃったよ。
「す、すみません。勝手な事して」
「…俺の分あるんだろうな」
「あっ、はい」
「分かった」
切れた。
一応食べてくれるのね。
お風呂とかも沸かしておいた方がいいかしら。
私…入っちゃ駄目かな。
駄目だろうな。
熱は下がってんだけど
兄貴に電話して聞こ。
「もしもし お兄ちゃん」
「うん。どうした?」
「熱下がったんだけど…お風呂駄目かな?」
「……」
「すぐ上がるから。お願い」
「はぁ~ 仕方ないな。寝る前にもう一回熱計って、なかったら入ってもいい。ただし、長湯は駄目だぞ。髪もすぐ乾かすこと」
「ありがとう。大好き」
「そういう時だけだな。ま、気をつけろよ」
「うん、じゃあね」