ガラスの十字架【短編*完結】


いつも抱きしめていた結衣の身体の体温が………


なくなっていく。




『……結衣!結衣…………!!』


僕は


何度も何度も、


彼女の名前を呼んだ。




『………結衣―――!!』








……真っ白な雪が


ふわりふわりと空を舞う。




聖なる夜に……


僕は願う。




どうか……


結衣ともう一度会いたいと。




神様、どうか………


僕と結衣をもう一度めぐり会わせてください……!!




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