いじめっこは幼なじみといぢわる彼氏
大好きだったお父さんとお母さんを馬鹿にされて、一気に私は涙が溢れだした。

「おい。こいつの親なんて、興味ないからやめようぜ。」

廉だって同罪のくせに……。

「お前、帰れば?」


「い…ゃ……。」


今にも消えそうな声で言った。

「ビショビショで生臭い奴がいっと目障りなんだよ!!」

ビクッ!!



「なんか言えよ。無口ブス。」


クラス全員爆笑。

「床が汚れっからどっか行け。」


ビクッ!!



怖い…。いやぁ…。


私は小刻みに震えた。


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