唯一の愛しいDoll
ヒョイッ
『……?』

「お前は何処で転ぶか分からないからな」

ジル様が立ったらまたもや私は抱っこされました

私の移動手段は抱っこなのでしょうか?

ですがジル様とくっついていれますから良いですね


けどバランスを崩しそうだったのでジル様の肩に寄りかからせてもらいました
そしたらジル様が優しい目で私を抱えてる腕とは逆の手で頭を撫でてくれました///


そして、そんな事をしていましたら外にいつの間にか出ていましたです

外は真っ暗でしたけど淡い光が街を照らしていました
上を向いて確かめましたらとても綺麗な月が出ていました

そして私は暫くその月を見ていました

「どうした」

『ぁ、いえ月は知識としてはありましたが今回初めて見たので綺麗ですね』

「…そうだな」

私の言葉を聞いたジル様は歩みを止めて月を見ました
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