好きとごめんのその先に


「明日の朝迎えに行くから待ってて」


「え?どこかに行くの?」


「うん。でも場所は秘密」


「は…?」



にっこりと、奏多はもったいぶる。



どこに行く気なんだろう?




「楽しみにしててね」


「…うん」



行き先も分からず楽しみって…





そういえば、奏多と出掛けるのは久しぶりだな。



最近は家で会うばかりだったし。




明日は忠見さんは来ないって言っていたし、たまにはいいかな。
< 153 / 428 >

この作品をシェア

pagetop