好きとごめんのその先に


知っていたって……


…どうして…







「……はは、やっぱりな。…本当にそうなのかよ」


「……え…」



固まるわたしを見て、残念そうに笑う忠見さん。





…カマをかけられた。



実際、手元の指輪は薬指にはなく、弁解のしようがない。




「……」



言葉を失い、俯いた。
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