好きとごめんのその先に


「誠斗さん。奏多」


「ん?」


「なんだ?」



くつろぐ2人の前に、ゆっくり座る。





「今まで、大変な思いをさせてごめんなさい」



両手を床につけ、頭を下げた。





たくさん、迷惑をかけた。



いっぱい、傷つけ合った。



それでも2人は、わたしの元を離れずに居てくれている。




どれだけの侘びが必要だろうか。
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