夢宵奇譚-保健室の女王?-
お悩み相談
「ねえ、ハルちゃん。くだらないかもしれないけれど相談があるの」
「あら。唯(ゆい)ちゃんじゃないの。こっちへいらっしゃい」
私は市ヶ瀬陽(いちがせ・はる)。雪柳高校で保健医兼相談係をやっている。
この仕事をやっていると本当に高校生って本当に悩みの多い時期だ、って思う。
進路から恋の悩みまで。毎日とまではいかないけれど、それでも週に3回は
相談に誰かが保健室にやって来る。そして今日も。
仕事を保健委員の当番に任せ、私は隣にある小さな相談室へと彼女と入った。
保健室で聞いてあげても良いけれど、流石に当番の子もいる前じゃあ……ね。
「それで、相談って何かしら? また小説に行き詰っちゃったの?」
唯ちゃんは少し控えめな2年生の女の子。小説を書くのが好きで、行き詰ったりするとやって来る子。
「あら。唯(ゆい)ちゃんじゃないの。こっちへいらっしゃい」
私は市ヶ瀬陽(いちがせ・はる)。雪柳高校で保健医兼相談係をやっている。
この仕事をやっていると本当に高校生って本当に悩みの多い時期だ、って思う。
進路から恋の悩みまで。毎日とまではいかないけれど、それでも週に3回は
相談に誰かが保健室にやって来る。そして今日も。
仕事を保健委員の当番に任せ、私は隣にある小さな相談室へと彼女と入った。
保健室で聞いてあげても良いけれど、流石に当番の子もいる前じゃあ……ね。
「それで、相談って何かしら? また小説に行き詰っちゃったの?」
唯ちゃんは少し控えめな2年生の女の子。小説を書くのが好きで、行き詰ったりするとやって来る子。
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