Re:alism
そして取り出したとき、その下にあった一冊の冊子が目に留まった。
見覚えのあるそれは
「…中学の卒業アルバム…っ」
祝詞さん…そしてお兄ちゃんの、中学時の卒業アルバムだった
「懐かし────…」
お兄ちゃんは当時恥ずかしがって見せてくれなかった物…だから、実際はこの表紙しか知らない。
「…これに、若かりし頃の祝詞さんも写ってんだよね…(←失礼。)」
リモコンをテーブルに置き、両手に持ったアルバムの表紙を開く
1ページ、2ページ…
4ページ目から生徒の紹介だ。
「…確かお兄ちゃんはB組だったから…」
A組に知っている人はいないことを確認してから、次を開いた
“咲田 晄”
「…若…てか、幼っ!!」
こんな顔してたなぁー…なんて思い出しながらも、何故か笑えてくるのは本人に失礼かとも感じた
…でもやっぱり堪えきれないのは仕方ないよね?(笑)
「…てか、祝詞さんいない…C組かなぁ」
そして次を捲った
「────…え…?」
────それは、今の姿からは想像もつかないような…
“沢瀬 祝詞”
…茶色の短髪で、鋭い目つき
まるで何かを睨むかのような…。
見覚えのあるそれは
「…中学の卒業アルバム…っ」
祝詞さん…そしてお兄ちゃんの、中学時の卒業アルバムだった
「懐かし────…」
お兄ちゃんは当時恥ずかしがって見せてくれなかった物…だから、実際はこの表紙しか知らない。
「…これに、若かりし頃の祝詞さんも写ってんだよね…(←失礼。)」
リモコンをテーブルに置き、両手に持ったアルバムの表紙を開く
1ページ、2ページ…
4ページ目から生徒の紹介だ。
「…確かお兄ちゃんはB組だったから…」
A組に知っている人はいないことを確認してから、次を開いた
“咲田 晄”
「…若…てか、幼っ!!」
こんな顔してたなぁー…なんて思い出しながらも、何故か笑えてくるのは本人に失礼かとも感じた
…でもやっぱり堪えきれないのは仕方ないよね?(笑)
「…てか、祝詞さんいない…C組かなぁ」
そして次を捲った
「────…え…?」
────それは、今の姿からは想像もつかないような…
“沢瀬 祝詞”
…茶色の短髪で、鋭い目つき
まるで何かを睨むかのような…。