Re:alism
私はデスク下から出た。


その拍子に…


「っ!腰…痛…;;;」


「プッ…大丈夫?婆さんじゃないんだからー」


笑われた…。



とか思いつつ、結構本格的な痛みを感じたので真っ直ぐに出来ず、中腰になっていた。


それを未だ肩で笑っていた彼が、

「あ、後ろ…スカート折れてる」


と言って直してくれた。



「ありがとうございます…」


「あのさぁ、…スカート短いよね」



「…えっ」


「見えてるよ?」



バッ


私はすぐにスカートを押さえた。



…今までそんなにも短いとか気付かなかった;;;


「それとも何?誘ってんの?」


「誘…?───っ…ち違います!!///」



すぐに意味を理解し、断固否定。


「ねぇ、今ここに…俺とあんたしかいないって分かってる?」


「?そうですね…。」


私はこういうことに対して本当に鈍感らしい。


どこかで(漫画とか)聞いたことありそうな言葉に、普通に返答した。


「じゃあ、これがどういう状況か分かる?」


そう言うと、彼は私のスカートに再び手を伸ばした。


そして裾ではなく更に中に────…


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