Re:alism
何だかんだで只今街中を歩き中



「どこ行くんですか?」


「さぁ」


「…(さぁっておい…)」



行き先は未定。



そして駅に着いた


「じゃ今日は遠出してみるか」


「えっ」


手を引かれ切符を買い、丁度発車待ちの電車に乗った



「…何処までの買ったんですか…?」


「は?何処までとか何?」


「えっ…まさか電車の乗り方…」


「電車今日初めて乗ったー」



…そんなんで自分突っ走れるのがある意味凄い…。



「とりあえず見せて…っ」



初の電車内に目を輝かせて辺りを見渡す祝詞さんの手から1枚切符を抜き取った



それは6つ目の駅までだった


その隣街なら他より栄えてはいるが、そこは特に変わった景色はない土地



「…何でこんな中途半端なとこ…;;;」


「おっ動き出した!…て隣の電車がかよ!!」



笑顔ではしゃぐ祝詞さん


まるで無邪気な子供みたい…



「…ま、いっか。」



そして電車はゆっくりと線路を走り出した



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