秒殺☆KILLER
にしても広いなぁ・・・





「あっ、ツッチー!!遅いぞーっ!!」





適当にキョロキョロしていた私達、すると聞き覚えのある声が呼んだ。
林田さんが大きなテーブルに男の子三人と話していた。



も、もしかして・・・この人達が・・・!



「おっ!超カワイイじゃんっ!」

「もしかしてこの二人が他の女の子なの??」

「そうでーっす☆」

林田さんは真ん中の席に座って、相変わらず笑顔笑顔で話していた。
なんとも言えない場のテンションに私はどぎまぎ。

ど、どこに座れば・・・

「じゃー、まろが左でツッチーが右っ!!」

「(もう座るとこ決まってるんだ)」

ま、まぁ自分から座る場所を決めるよりはホっとするかな。
私はドキドキしながらも椅子に座った。

に、にしてもぎこちない・・・



「じゃ、合コン恒例、自己紹介タイムに入りまーすっ☆」



「じ、自己紹介タイム?」

私はさっき店員さんが持って来た水をひと口飲んで聞いた。

「あ、そっかツッチー初合コンだったよね!」

「う、うん」

「うっそマジっ!?」

「そっか、確かに清楚ーな感じするもんねーっ!!」

急に目の前の男の子達が私をまじまじと見て言った。
そ、そんなに見なくても。

「説明しなくてもやれば慣れるから!じゃ、お手本に私から!!」

そういうと林田さんは私の肩を抱いて元気良く言い始めた。



「元気でオシャレ大好き、林田梢じゅーなな才!B型の蠍座、趣味はショッピングだよ☆」



なるほどと感心していると、男の子達はイエーイと良いながら林田さんに拍手した。

「えー続きまして、氷室君子17歳!O型の天秤座、趣味はケーキバイキングです♪」

か、可愛い・・・!
こんなにも可愛く自己紹介が出来るなんて今まで知らなかった!!

すると、





「次っ!ツッチーだよ!!」





え。


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