秒殺☆KILLER
第一章

三、娯楽の巻き

私は心の中で誓った。

「(もう合コンなんて行かない!)」

どこが楽しいの、合コンって?
あの日以来、林田さんと話す回数が増えた。
新しい友達が出来たみたいで、凄く嬉しいです。



キーンコーンカーンコーン



「(あ、予鈴)」

私は自分の席に戻った。


 三、娯楽の巻き
  秒殺☆KILLER



ピラッ



私はカバンから遊園地のチケットを取り出した。
10%オフの割引券付き。

「(土曜日・・・)」

・・・明日が楽しみだな♪


 * * * 


『飛我、今度の土曜って暇?』

『まぁ・・・予定はないですね』

『じゃあ、これ』

『え?』

昨日、帰り際に桜君がくれた遊園地のチケット。
薄っぺらい紙が風になびいてた。

『遊園地のチケット!ちょうど二人分あったんだよねっ』

『え・・・で?』

『で、もしよかったら土曜日、一緒に行かない?』

『一緒に・・・?』

『あ、嫌だ??』

『そ、そんなことないですっ!!///(むしろ嬉しい!)』

『よかった!じゃあ、待ち合わせ時間とかは明日またメールか電話して教えるから!』

『あ、はい!分かりましたっ』

嬉しい・・・!
遊園地って私、行った事ないから楽しみ!!

しかも、桜君と一緒に行くんだ!///

『飛我』

『はいっ?』





『一応・・・俺、誘ってるかんな』





バタンッ


 * * * 

「(きゃーっ!!///)」

ずっとそのフレーズを頭の中でリピートしている。
どうしよう!嬉し過ぎるっ!!



もっと好きになっちゃうよ・・・っ!///




< 56 / 59 >

この作品をシェア

pagetop