あたしの秘密
で…

「何で達哉さんはここに居るの?」

「あぁ、実はさぁ、俺の住んでたアパート追い出されちゃって☆」

「はぁ!?追い出されちゃって☆じゃないでしょ!」

「だからここに住まわせてもらおうと思って!」

「いいわけないでしょ!」

「だめなの?」

うるうるとした瞳で眉を下げてあたしを上目づかいで見つめてくる

うぅ…

「でも…」

「ダメ…?」

「うぅ、うん!!ダメ」

「そっか、しょうがないよねっ!そんなことはじめから無理だったんだよ!じゃあ俺は都会の危険な中河原に行ってホームレス生活でもしようかな…いつ刺されるかもしれないけどしょうがないよね…」

え…そんなこと言われても…

「あ…あの」

あたしは出て行こうとする達哉さんに声をかけた
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