豹変上司に初恋中。
「……何これ。可愛くねー」
「ですよね」
まあ正直、可愛いというよりはブサい。
で、なんかシュール。顔付き悪い。
「まさか、お前それ待ち受けにしてんの?」
「待ち受け一日ごとに変えてるんですけど、昨日これでした」
「………」
「………」
一瞬の沈黙が流れて、編集長が耐えきれない、と言うように笑い出した。
「ふ、何それ……シュール過ぎだろ」
「そ、そんな笑いますか」
こんな編集長見たことない、といっても過言ではないくらい笑われてて。
編集長はひとしきり笑ったあと、息を吐いてソファにもたれ掛かった。