桜龍
みんな……
「わかった??」
あたしは、涙を流しながらコクコクとうなずいた。
「て、ことで!!行くよ!」
桃香がそう言って、あたしたちは、狼牙の倉庫に向かった。
「みんな!!ここ!!」
あたしの案内で、狼牙の倉庫に着いた。
「行くよ……」
『あぁ(うん)』
――ガラッ
っ!!……
倉庫の中は、戦場と化していた。
今の状況では、狼牙が勝っているけれど、駄目だ!!
炎尾の奴ら、武器を使いだした。
仕方ない。
「ストーップ!!」
あたしは、出来る限りの声で叫んだ。