桜龍




キッ……



知らない間に、殺気の量が、半端なく増えていたらしい。



炎尾の総長は、もう気絶してるし……




「桜姫、少し落ち着け」



翔太……一応、こんな時でも、あたしの正体がばれないように、してくれてるんだ……




「そうよ……とりあえず、いったん倉庫に戻って、作戦をたてましょ」



『あぁ』



桃香の案に、全員が頷く。



「ほな、決まったことやし、はよ帰るで。“楓”」



………………………



あぁーーーーーーー!!





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