桜龍
大輝の問いに答えた朔夜に、みんなの表情は更に固まる。
朔夜は、これでも、日本で指折りのハッカーなのだ。
「ねぇ、どういうこと??」
「「っ!!俺が知るかよ!!」」
宏樹、陸、海が混乱しているところに……
――ブォン ブォン
無数のバイクの音が聞こえてきた。
「……総長!!炎尾の奴ら、来ました!!」
下っぱの声に、またも驚きが隠せない。
「今日は、こねぇんじゃねぇのかよ!!」
「とりあえず、行くぞ」
大輝の声に反応し、すぐに表に向かった。