桜龍
いくら倒しても倒しても、相手の数が一向に減らない。
このままでは、ヤバいと、5人が思った瞬間。
炎尾のメンツが、武器を取り出した。
本気でヤバくなる。
そう確信したとき、
「ストーップ!!」
女の、でもどこかで聞いたことのあるような大きな声が聞こえた。
突然のことに、半数以上の人が、驚いた反応をする。
そして、5人も……違う意味で驚いていた。
「!!……お前は!!」
思わず大輝がもらしてしまった声に、
「あなたたち……桜龍……ですか??」
朔夜も問い掛ける。