桜龍




話してる内容がとても気になる。



だが、今、それを聞きに近づいたら、かなり危険そうだ。


あきらめるしか、ないか。



そして……



話し終わる頃には、更に殺気の量が増えていて、炎尾総長までもが気絶していた。



「桜姫、少し落ち着け」



そう言った男の声に、桜姫は我を取り戻したようだ。



「そうよ……とりあえず、いったん倉庫に戻りましょ」



そう言った女の案に、来ていた桜龍の奴ら全員が頷いた。



なんか、勝手に話が進んでないか??



て言っても、口出し出来る雰囲気ではないのだが。



「ほな、決まったことやし、帰るで。“楓”」



…………………………





< 230 / 351 >

この作品をシェア

pagetop