桜龍




「でも……もう少し...あと、ほんの少しだけ、みんなにワガママ言っても、いいかな??」



せめて、侑稀の仇をとるまでは、みんなと……桜龍のみんなと、一緒にいたい。



侑稀……あと少しで、この戦いが終わりそうなの……だから、それまで……少しだけ、あたしに力を貸してね。



そう思うだけで、あたしは、仲間のために強くなれるから……



そんなことを思いながら、侑稀の匂いに囲まれたあたしは、すっかり安心仕切ってしまい、ぐっすりと眠ってしまった。





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