桜龍



「ああぁぁーー!!」



おもいっきり忘れてた!!



でも……



「行きたくない」



だって、昨日の今日だよ??


気まずいって!!



あたし、そんなに神経図太くないですから!!



「でも、行かないと優磨さん怒るよ??」



う〜ん。それはイヤだな……


いや、怖いとかじゃなく、めんどくさいから。



「……仕方ない。行く」



「言うと思った」



桃香はそう言って、あたしのカバンを差し出した。




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