桜龍
――ガラッ
あたしが教室に着いたのは、一時間目の途中。
だって、途中で走るのめんどくさくなってね??
途中から歩いてきた。
あ、ちょうど優磨さんの授業じゃん。
「楓!!遅刻だぞ」
「別にどーでもいいじゃん」
どーでもって……とか、優磨さんは嘆いてるけど、たかだか遅刻したくらいで……そんなに言わなくてもいいじゃん。
「あ、そうだ優磨さん。俺、しばらく学校来ないから」
しばらくは、元炎牙総長について、詳しく調べたいしな……
倉庫なら、寮に帰らず、寝泊まり出来るし、一石二鳥じゃん。