桜龍




そして、さっきの質問に答えようとしたとき。




「――何の用だ」




大輝の低い声が響いた。




数日離れてただけなのに、もう懐かしく感じる。




「――幹部だけで話し合いたい。少し、時間をとってくれないか??」




たくさん、言いたいことはあったけど、結局それしか言えなかった。





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