桜龍





――バシッ




あたしの腕は、何者かによって、掴まれた。




「離せ…………」




掴んだのが誰かなんて、すぐにわかる。




「……離さねぇ。よく、見てみろ。これ以上やったら、コイツは死ぬかもしれねぇぞ」




今日は、やけにしゃべるじゃん??




ねぇ、大輝??




でもね、コイツだけは許す訳にはいかねぇ。





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