桜龍
「ゆぅきぃ~………あ、会いたかった」
侑稀がいるってことは、ここはあの世?
「楓………俺も、会いたかった」
侑稀はそう言って、あたしを抱きしめた。
「侑稀………侑稀!!侑稀!!侑稀!!」
「ははっ………どうした??」
「別に、ただ呼びたかったの!!」
だって、こうして話すこと、いつぶりか分かってる?
「じゃあ………楓、楓!!楓!!楓!!」
「「ふっ………あはははっ!!」」
やっぱり、侑稀といると落ち着く。