桜龍
「次、あたしがこっちに来たとき………ちゃんと生きて、おばぁちゃんになっていたとしても、侑稀はあたしを受け入れてくれる?」
わかってる。こんなの、束縛だって。
でも、こうでもしないと、いつかあたしの中から侑稀の感覚が消えていきそうで怖いんだ。
「当たり前だろ?楓は、いつまでたっても俺の女だから。俺は、ずっと楓のそばにいるよ」
あのとき………侑稀は、こう言って、舌を出した。
でも、今はーー
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